男子ふたりの母の日記

5才アオと2才テツとの日々など

運動会が不安な長男

長男アオ5才は赤ちゃんの頃からとっても繊細。そしてその感情表現がすごく激しい!!

だから長時間大騒ぎして泣き続けるスイッチがそれはそれはもう色々なところにある幼少期を過ごしている。

特に夜になると不安などのマイナス感情が膨らみやすい。

例えば、寝るのが怖くなって泣きやめなくなってしまったある夜。おばけがくるかも、ハチか来るかも、怖い夢みるかも、どんどん妄想が止まらない。大丈夫とか安心してとか言っても大丈夫じゃない安心できないと否定が激しくなり、ママも一緒にいるからなんて言っても「でもパパがいなくて悲しい」と返してくる。そうだよね悲しいよね、悲しいときら泣いてもいいよと言ってみれば、泣くのつらい泣き止みたいのにできなくて悲しいと余計泣く。

そんな調子で30分以上泣き叫び続けたのち、やっと泣き止んで、ウトウト眠れそうになってきた。

疲れた私は一刻も早く寝て欲しい気持ちで、より安心させようと焦っていたのか、何も言わずにいればいいのに、大好きだよなんて声かけを始めてしまった。大好きだよに続いて、生まれてきてくれてありがとうと言った少しあと。

なんとまたシクシク泣き始めたアオ。どうしたのかと思ったら「死んだらどうしよう、死ぬのこわい」なんて言い始めた。そこからさらに「ママが死んだらどうしよう、そうたより先にママが死んだら悲しい」とネガティブ連想ゲームが止まらない。そこからだんだんまた大泣きが始まってしまった。

私は呆然としながら絶望的な気持ちになった。生まれてきてくれてありがとうって言葉から死を連想してこんなに悲しむなんて…ネガティブ連想の天才か?

そんな彼が今いちばん不安なのは幼稚園の運動会。彼の症状?というか精神状態は年齢を重ねるごとに少しずつ安定してきているし、学年に慣れてきて気候も良く外でたくさん遊べるこの季節は去年も比較的安定して過ごしていて今年はさらに安定していた。

でも運動会が近づくにつれてやっぱり不安が大きくなっている様子。夕方から夜にかけてだんだん暗くなってくると、あの種目が不安とか、見るのがいやだとか、じいじばあばが来ないから悲しいとか言うことが毎日毎日増える。

それをひとつひとつ取り除いたところでまた新たな不安を自分で探してワアワア泣き喚くことには変わらないってことをこれまでの経験で学んだので不安を取り除くことはもうあまりしない。

彼は多分、「なんだかよく分からない不安」という感情が大きくなりやすくて、心の底ではやっぱり安心したいはずだから、そのために、一生懸命毎日お話して共感してもらったり慰めてもらったりしようとしてるだけなのかもしれない。そう思ってひたすらヨシヨシしてあげる最近の夜。